APS工場はここ数年、ロイヤルオークやパテック・フィリップのスポーツモデルにおいて、
外装の精度・接合部の仕上げ・立体ダイヤルの再現度で、業界トップクラスに位置づけられている。
特に
- エッジの尖り
- 面と面の切り替え
- 立体タペストリーの彫り深さ
- ブレスレットの関節の滑らかさ
これらが他の工厂と明確に差別化されており、
「APSの外装は一段上」
と評価される理由になっている。
今回のフルセラミック 15500は、APSの得意分野が最大限に活きるモデルと言える。
■ セラミック素材 ― “硬さ”と“質感”を両立する革新的マテリアル
ロイヤルオークがステンレスを超えて“セラミック”へ踏み出したことで、存在感は大きく変わる。
● 圧倒的な硬度と耐傷性
ジルコニア系セラミックは、ステンレスより遥かに硬い。
そのため日常使用でほぼ傷がつかない。
一度手に入れた質感を長く保ちたいユーザーにとって、これは大きな魅力だ。
● 圧倒的な軽さ
ステンレスの高密度な重量感とは異なり、セラミックは驚くほど軽い。
ロイヤルオークの“見た目の無骨さ”とのギャップが強烈で、
実際に腕に乗せると
「えっ、こんなに軽いのか」
と驚くはずだ。
● 低刺激性・耐腐食性
汗や湿度に強く、金属アレルギーの心配も少ない。
日本の気候にとても相性が良い素材だ。
● セラミック加工の難易度
セラミックは冗談抜きで “削れない”。
APS工場は
- 温度・圧力管理
- 収縮率計算
- CNC加工の精密制御
を駆使して、ロイヤルオーク特有の
“シャープな角と面の切り替え”
を再現している。
フルセラミックをここまで成立させるのは、技術的に極めて難しい。
■ ケース・ブレスレット ― ロイヤルオーク美学の核心
15500の象徴は、なんと言ってもケースとブレスレットの“造形美”。
● 八角形ベゼルの完成度
エッジの立ち方、サテンとポリッシュの切り替えが極めて鋭く、
光の反射で面が切り替わる様子は非常に美しい。
● 一体型ブレスレット
ブレスレットの各リンクは
- 面取り
- ポリッシュ
- ヘアライン
が正確に分けられており、手首の動きに合わせて自然にしなる。
セラミックは割れやすい素材だが、APSは接合部のテンション調整が絶妙で、
“快適なのに硬質な質感”
を共存させている。
● 厚み10.5mmという黄金バランス
内部にCal.4302を収めながら、この薄さを維持。
ケースバランスはオリジナルの美観を損なわない。
■ ダイヤル ― CNC立体タペストリーが新次元へ
15500のタペストリー模様は目が細かく、深彫りすぎると野暮ったくなる。
APSは
深すぎず浅すぎず、絶妙な彫刻深度
を保っており、光の入り方で美しい立体感が生まれる。
ブルー・ブラック・ホワイトに加え、
限定的に“アート調ダイヤル”も展開されており、
フルセラミックとの相性が抜群。
■ Cal.4302 ― 現代スポーツモデルに最適な一体型ムーブメント
Cal.4302は、
- 安定性
- メンテ性
- 精度
- パワーリザーブ
の4つが優れており、APSでも安定稼働することで知られる。
約70時間のパワーリザーブを持ち、
デイリーユースにも安心して使用できるムーブメントだ。
■ カラーバリエーション別レビュー
● ■ ブラック
最もロイヤルオークらしい表情。
セラミックの漆黒がケースラインを際立たせる。
● ■ ホワイト
金属には出せない“純白の透明感”。
清潔感とハイテク感が共存する。
● ■ ブルー(希少色)
近年高級時計市場で最も人気の高いカラー。
青セラミック × 青タペストリーは視覚的にも非常に華やか。
● ■ アートダイヤル
唯一無二の存在。
コレクション性が高く、ファッション性も抜群。
■ まとめ ― ロイヤルオークの未来形
APS工場の「15500 フルセラミック」は、ロイヤルオークのデザイン哲学を継承しつつ、
素材と技術で明確に“次のステージ”へ進化したモデルと言える。
- 傷がつかない
- 軽い
- 高級感がある
- ダイヤルが美しい
- ムーブメントが安定
という5つの要素を同時に満たす希少なスポーツラグジュアリーだ。
ロイヤルオークの魅力を知る人ほど、このモデルの価値を感じられるだろう。
